予防歯科

予防歯科とは

予防歯科では、虫歯や歯周病になってから治療するのではなく、それらの病気を予防するための治療を行います。

病気になってから治療をしたとしても、失ってしまった歯や歯ぐきは元には戻りません。だからこそ、しっかり予防していくことが大切なのです。

当院の予防歯科の特徴

エビデンスに従った予防歯科の治療方針を患者様に提供しています。

最近の研究で歯科疾患は全身疾患との関連がエビデンスを伴って判明してきています。予防歯科は単なる虫歯・歯周病予防だけではなく成人病等の予防の入り口として重要なものとなってきています。

クリーニングについて

歯に沈着した歯垢・歯石を専門の器具、機械で除去します。

喫煙や歯周病の状態、カリエスリスク、全身疾患との関わりにより、通うべきペースをご提案させていただきます。

歯ブラシ、フロス、歯間ブラシの使い方も、その人その人にあった道具を歯科衛生士がアドバイスさせていただいております。

歯石・バイオフィルムについて

歯石について

主に歯垢に唾液中のカルシウムが沈着して石のように固くなったものが歯石です。この状態になると歯ブラシで磨いても取れません。

バイオフィルムとは

歯の表面にタンパク質の膜ができそこに細菌が何層にも堆積したもので、歯の表面のぬるぬるしたものがバイオフィルムです。この部分にさらに細菌が付着し歯周病、カリエスへの罹患への入り口となっています。

予防歯科メニューについて

予防歯科とは

PMTC

PMTCとはProfessional Mechanical Tooth Cleaningの略で、訳すと「専門家による機械を使った歯の清掃」という意味になります。

様々な専用機器を使用して、虫歯や歯周病の最大の原因である「バイオフィルム(歯の表面についた細菌のかたまり)」や歯垢・歯石を除去していきます。

あくまで歯のクリーニングなので、ドリルなどで歯を削ることはありません。普段の歯磨きでは除去できない汚れが取れますので、爽快感を味わうことができます。

バイオフィルムは約3ヶ月で再生されると言われていますので、定期的なPMTCをお勧めしています。

フッ素塗布

医院で歯に高濃度のフッ素を塗布します。 フッ素を定期的に歯の表面に塗布する事で、虫歯になりにくい歯を育てていきます。

十分な効果を得るためには、年に3~4回のフッ素塗布を行うことが理想です。

フッ素塗布

フッ素の3つの効果

  1. 歯質の強化する:歯のエナメル質を硬くすることで、虫歯の原因菌が作り出す酸に強い歯を作っていきます。
  2. 再石灰化作用を助ける:酸で溶けてしまった虫歯になりかけた部分をもとに戻す、唾液の再石灰化作用を助けます。
  3. 虫歯原因菌の活動を抑える:虫歯の原因菌の活動を抑えて、歯を溶かす酸が作り出される量を抑制することができます。

定期検診について

虫歯や歯周疾患の早期発見や全身疾患の早期発見につながり、疾病が早期に発見できるため、侵襲の少ない処置が可能になることや治療の選択の幅が広がるメリットがございます。

定期検診は個人の状態により変わりますが3か月から6か月のペースで通って頂くのが概ねの目安になります。

定期健診メニュー内容

  1. レントゲン検査
  2. 口腔内写真撮影
  3. 歯周病検査及び必要と考えられる処置

定期健診の流れ

問診
レントゲン撮影
口腔内写真撮影
臨床症状の確認
歯周検査
クリーニング
必要に応じて治療